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メールマーケティングの誤解。差し込み機能

      2014/11/12

メルマガで稼いでいるぜ!系の人が多いわけですが、
ご存知のように過去5年間を振り返ってみますと、メルマガという媒体で第1線で活躍し続けるという事は極めて困難です。

1年半を目処にに「メルマガアフィリエイター」は入れ替わり、いわゆる新陳代謝を繰り返していっているイメージです。
例えば僕がWEBという世界を知った頃はスガイさん、ハタオカさんらがグルでしたし、その数年後にはオズさん、その後はカワシマ君などがいわゆるTOPでした。
大衆を対象としたメルマガで、過去数年で今も第一線にいるのはカワシマ君くらいかもしれません。


メルマガアフィリエイトという人種は極論を言えば

「これは最高ですよ!」
「これは僕はオススメします!」
「買わない意味がわかりません!」

といった具合に月に数個の商品といいますか、どうでもいいヘンテコなPDFはを売りつける人が大半なワケですが、今稼いでいるとしても、彼たちがなぜ生き残れないのかという命題を紐解いていきましょう。



まず時流に乗り、タイミングに乗り小銭を獲得したアフィリエイターは冷静さを失っておりますから、まず「私の方法は正しい」とアッサリと錯覚します。
そして未来永劫そのスタイルでそのメールで稼げると思っちゃうわけですね。事実思っているでしょうし。

「メールで読者を教育せよ」

的な軽はずみな発言、フレーズが出てくると危険です。
そもそも「教育」という言葉を使う時点でOUTなワケです。

教育とは可能性を広げるものであり、
彼らは教育とは逆行する「洗脳」に近いスタイルをとっているコトに気づきません。

洗脳は時間が経てば「解けます」

そのとき、彼たちの収益構造は「溶け始めます」





たとえばメールマーケティングという用語。
さもノウハウが凄そうに見えますが、割りとチープです。
書籍を読んだほうが138倍役立ちます。
セス・ゴーディン著のパーミッション・マーケティングとか。





ステップメールなるものが登場し、メール界では重宝されています。
事実、かなり便利ですし、僕もネットを知った時から利用しています。

彼らはmailに「相手の名前を入れること」を重視します。

いわゆる「パーソナライズ」ってやつです。

みなさん、今日は重要なお知らせです!

というメールよりは

田中さん、今日は重要なお知らせです!


と書いたほうが、開封率も上がるし、パーソナライズ化されているので成約に至りやすい・・・などの薄っぺらいコトをさも真実であるかのように語るわけです。

しかしながら・・

僕も実感していますし、周りや知人でメール1本で数千万くらいを叩きだすクレイジーな人種を観察しますと、ある共通点があります。

彼らは「名前の差し込み機能」を使わないという点です。

「名前を差し込むとかどーとか、どうでも良くね?
そもそもそんなコトに意識を向けてる時点で本質見失ってるよね?
名前を差しこむから、呼ぶから売上が上がるわけじゃないからねー」と。


その理由を解説しましょう。


簡単です。

絶対的なポジションや立ち位置。
つまりブランド的なものを築いた人には「パーソナライズ」など、ほぼ必要ないからです。
はっきり言えば、3流の人が好んで差し込み機能を使い、スパムのように毎日毎日メールを送りつけてきている。


彼らは「教育しようと必死」です。

あのですね、教育なんて無理です。
人はその人の思想や方向性に価値を最終的に見出します。
メールを何十通送ったところで、真の教育なんてムリムリムリ。

ブランドという言葉も好きではないのですが、アナタの好きなブランドに置き換えてみて下さい。


あなたのポストに郵便物が13通届いています。
セールの案内や請求書など諸々。

その中に LV のロゴに包まれた手紙がありました。


そう、アナタが好きなブランド。ルイヴィトンからの手紙です。

あなたは開けるでしょう。
真っ先に。
13通の中で一番最初に開封し、
一番注意深く読み返すことでしょう。


これが答えです。


そうです。
「ロゴ」つまり「アイコン」に反応しているのです。
僕達パンピーは。
そのアイコンやロゴがグサリ!と心に刺さるのです。

これがブランディングの最終形態です。


ここで重要なのは「ルイヴィトン」によって、
あなたは教育されたことは無いというコトです。
あなたは「ルイヴィトン」というマーク、アイコン、ロゴに価値を感じ、共感しているという事実を忘れてはなりません。

「ルイヴィトン」の紡ぎだすストーリーに、物語に、世界観に対して「共感」し価値観を共有しているのであり、「機能」「デザイン」だけに価値を感じているのでは無いというコトです。
機能面で考えればルイヴィトン以上に機能的なバッグも財布も無数にありますから。


理由は言語化できないけど、
ワクワクやドキドキが止まらない・・・・


ともに同じ方向、価値を共有する動作や環境。
これが「ブランディング」であり、「確固たる顧客の創造」です。


上記の例で言えば、その他郵便物も「田中太郎様」と書かれています。
同じ事が書かれていても、ワクワクしません。

つまりメールマーケティグだろうが何であろうが「商品」や「サービス」というものはある種のブランドを形成し、アイコン的なモノを獲得しなければなりません。

その意味で実は「mailに相手の名前を入れる」などというものは不要なワケです。

「その他大勢との差別化するため」の手法の一つに過ぎず、
その他大勢と違うポジションを確立していたり、目指している場合はそれらの事は大した問題では無いというコトです。

2流、3流のアホリエイターが必死にパーソナライズの重要性を語っていますが、バカが馬鹿であることを宣言しているようなモノです。



強靭な顧客を作る方法の一つに「同じ方向を向く」という要素があります。
どんなビジネスでも言えるコトです。




「Aという方向を目指して私たちはビジネスを行なっています。
確かにBの方が効率も良いでしょう。
でもそれは私達の考える理念に反します。
だから私たちはBではなく、Aを目指し最善の方法を提案します。」

・・・と自分の目指す方向や向いている方向を宣言するというコトです。





同じ方向性を見ようとする、見てくれる人が「強靭な顧客」となります。

「こっちの水は美味しいよー」と呼びかければ、一定の割合で人は欺け、短期的な利益はあげられるでしょう。
でも残念ですが、それでは真の顧客はいつまでも付きません。
ですから、いつまでも「一見さん相手」に商売をしなければなりません。
一見さんを捕まえるには莫大なコストと時間がかかります。
そしてそのコストは年々上昇していきます。




目指すべきは

「お!あの人からメールが来てる」

と唯一思ってくれる人物やサービスになることです。

脳内シェアを奪うことです。


そのユーザーにとって「代替不可能」な人になるコトなのです。



そう考えますと「パーソナライズ」というものは、ごく小さな要素であり、テクニックに過ぎません。

継続的な利益という側面から見ますと、まったくの的はずれな回答であり思想であるワケです。



どうするか?・・・ってのはどーでもよくね?

どう在りたいのか?
どういう気持にしてあげたいか?



という方が159倍重要ですし、
その軸を持って置かなければ必ずや消え去る運命になると思うのですね。


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