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なぜビジネスがうまく回らないのか?

      2012/09/05

バックナンバー 2010.12.22配信分
過去に会員限定で配布している資料のバックナンバーを一部公開していきます。掲載にあたり一部加筆しております。

ビジネスが「上手くまわっている人」と
「うまく回っていない人」の差異は何だろうか?


何が両者の差を生むのだろうか?的なお話。

質問されてふと思ったコトや、
僕が考えるコトを今年最後の文章としてお届けします。
とゆーわけで、行きます。

僕は相変わらず鳥取県という日本一人口の少ない県で過ごしているわけだが、
ビジネスを見てみれば、割とストレス無く上手い具合に回っている。

うまい具合というと「成功の連続」と思われがちだが、
当然失敗もやってるし、
先週は1週間で130万の広告費を溶かした。

ドブに捨てた。つまり「損失」

その他にも小さな失敗は数えればキリがない。
キリがないし、それは僕らのような小さな会社、
一人ベンチャーみたいな会社にとっては避けてはいけない道だと思う。

ビジネスモデルがうんぬんの前に
「上手くいっていない会社」っていうのは、
顧客について全く考えていなかったり、
たまたま時流に乗れてトントン拍子に売上が伸びていたり、
要は「外部要因」に徹底的に引っ張られていた業界、社長が多い。

今日もある社長さんとこんな話をしていた。

「いいときは誰でもいいからね。
バブルとかなんとか特需の時は誰でも上手くいくからね。
でも重要なのは”悪いとき”だよ。

世間一般的に”厳しい”と認識されている時に強さってわかるんだよね
良い時の話を、昔話を積極的にしてくる経営者はヤバいね。
たぶんそうゆー人って悲しいけど経営センスが無い人だよ。
歴史から学ぼうとしないんだよね。馬鹿は。」

的な話をした。

あのデスね・・良い時は誰でもいいから。
素人でもそこそこ売上いくし、モノも売れますからね。

恋愛と一緒なんですよ(笑)
良い時はどんなカップルでもラブラブなワケです。
この愛は「醒めない」と錯覚するワケです(笑)

例えば「一人で事業を行なっている人」って多いですよね。
僕もそれに近い形態です。
個人事業主では利益をうまく処理できなくなって(笑)、
法人成りしたとか、アフィリエイターさんとか。

でも・・彼らのほとんどは「今の領域」を超えられない。

たぶん今の報酬、収益を伸ばすのに必死で、
他の領域に参入する機会も無いし、やり方も知らないから。
結果的には「柔らかい収入」ばかりを追うハメになる。
そこそこ給料もらってるのに、なぜか毎日忙しい・・・・
旅行もプライベートもさほど充実していない・・・
そんな人が多いはず。
たぶんそれで人生終わり。
仕事のためにプライベートを削る的な仕事人間に。
ま、それを望むんであればそれはそれでいいだろうが。


「ビジネスが上手く回るか回らないかの根底にあるもの」


さて本題。
答えは簡単で「戦術」と「戦略」の話に行き着くと思うのですね。



ビジネス書とかマーケティングとか、セミナーとか、スクールとか。
ありとあらゆるビジネスに関するモノは
「2つに分類」されると思うわけですね。

思うわけ・・・といいますか「2つです」
どちらかなんですね。

ひとつは「見えない戦略を教えるもの」

ひとつは「見える戦術を教えるもの」

この2つです。

世間の受けを考えた場合に、
ニーズというかそこそこ売れるのは「見える戦術」を教えるものです。
いわゆるテクニックであるとか、●●する方法的な匂いのするもの(笑)

ビジネス書なんてこれ系じゃないと売れませんからね。
タイトル見ればわかりますよね。
1億稼いだとか、0からどうとか、大金持ちのなんとかとか。
だから最近のビジネス書はクソみたいな内容ばっかりです。
小手先のテクニックは非常に受けがよく、得した気分になるのですね。
でもコレらは麻薬のような危険性もあり、
一度ハマると抜け出せなくなる危険性を孕んでいるのです。

「おお!これを知ったから我が社は来月から売上5倍は余裕だ!」
、、的な理論の飛躍が簡単に起こってしまうわけです。

テクニック系、戦術論の多くは「論理的に破綻」してますけど。
相関関係と因果関係を完全にごっちゃにしているので。

190センチ以上の男性の足のサイズは平均で29センチだった

こうゆー事実やデータがあったら、

「29センチの靴を履けば、190センチになる確率が高い」

・・・・ややオーバーですが、このようなイメージで平然と「さも正しい」かのように書かれているケースが大半です。

単なる相関関係を、さも「因果関係」のように見せるわけです。
ニセ科学、疑似科学と一緒ですね。

このテクニックは官僚が大得意です。
データを歪曲し、相関と因果をねじ曲げる。
そうすると、案外大勢の人はコロっと騙されるのですね。
だから政治家はいつまでも官僚を超えることは出来ません。
なんだかんだ言っても官僚は賢いですね。(笑)

※先週配信した動画でも話しましたよね。
”なぜ人は騙されるか?ホメオパシーなど代替医療や新興宗教を紐解こう”
という長い題名のヤツです。
ぜひもう一度見てください。
正しい判断、決断方法についてのアレです。
データーやあれこれに騙されなくなるには必須です。

言うまでもなく「戦術(テクニック)」は知っておくべきです。

戦術が不要と言っているワケではありません。

しかし・・・
最初の入口が「戦術」だと、
かなりの確率で出口も「戦術」だったりするワケですよ。
その辺を皆さんには考えて欲しいんですね、僕は。

残念な終わっちゃっている人は、こーゆーイメージです。

「Aというテクニック」

「Aより優れたBというテクニック」

「Bより優れたCというテクニック」

「ツイッターを取り入れたDというテクニック」

「ツイッターを取り入れたEというテクニック」

・・・・と、永遠に続くわけです。

「戦術」だけを学ぶという行為が!!!

そう。
戦術って基本的に「おわり」は無いですからね。
時代とともに時間とともに「変化」していきますから。

テクニックは「即効性」が期待できます。

だから数字やビジネスに息詰まると、
戦術に目がいきますし、それが解決策と錯覚しがちです。
でも当たり前ですが、小手先のテクニックは驚くほど賞味期限は短いのです。

うまくいきだしたかも!!!
俺天才!!!

と思った次の日から、徐々に使えなく通用しなくなったりします。
全ての事象はコモディティ化してくるのです。
戦術も。

僕が色々な所で
「戦術」は最初に持ってきては、学ぶべきじゃない!
と言うのは上記のコトもありますし、本当の意味はこれです。

ライバルはソコでは勝負していないからです。

ライバルや上手く言っている人の原因や成功の根源は、
あなたが必死に日々探しているチープな戦術でもないし、
最新のテクニックでは無いワケです。
見えないところなんです。

そう、それが「戦略」と呼ばれるものです。

見えない場所(戦略)で戦っているからです。

だからあなたが「見える戦術の寄せ集め」で戦った所で、
勝てるわけないんですよ。。。。

一方は「見える」し、一方は「見えない」

そりゃ差がつくし、その差は埋まらないですよ。

そこに気づかずに一生、情報やテクニックに溺れる人も多いのですが。。

マクドナルドより美味しいハンバーガーは作れますか?

こう聞かれたらどうでしょ。
そうですね。YESですよね。

マクドナルドより美味しいハンバーガーなんて沢山あるし、
ハンバーガーの作り方が載っている書籍を読み込めば、
作れちゃう可能性もあるわけです。
そう・・・これが「戦術」なんです。
本でテクニックや表面的なコトを吸収するというコト。

でも考えてみますと「美味しいもの」より、
「それを誰にどう売るか?どう届けるか?」の方が100倍重要なんですね。

「美味しいハンバーガーをつくること」だけでは、
「売上」は運ばれて来ませんので。

マクドナルドより美味しいハンバーガーは作れる。
しかし・・・・
マクドナルドより多くの数のハンバーガーを売ることは出来ない

マクドナルドの場合は戦略のセンターピンは「集中管理」です。
フランチャイズシステムです。

それが戦略のセンターピンです。

まあお店に行くと感心するんですが、
あんな大きな規模になっても「積極的に手配りでクーポン配り」などをしてるんですよね〜。
そうゆー当たり前のコトを長年続けているってのはスゴイです。
だから人気なんですね。

自分の事業のセンターピンは何か?

これがわからないと、
厳しい時代に突入したときに路頭に迷います。

今の収入は「過去の収入」です。
未来の収入を約束してくれるワケではありません。

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