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上手くいかない原因は「捨てないから」経済も経験も知識も捨てるべし的なお話

      2012/09/05

情報とは何か?
→データのうち、意思決定に用いられたものや知識体系への事実追加、あるいは修正に役立った物
知識とは何か?
→概念や手法などのように特定の用途に役立つよう体系的に組み立てられた情報の集合体
知恵とは何か?
→知識を実践で昇華させた仮説、または知識によって得られる物事を理解する能力


過去の講義やセミナーでもほぼ確実に言うこと。
ここ3年くらいは僕の中で一番発言率の高いフレーズ。

それが「捨てる事」と「一つ上のステージでもがき苦しめ」という2点。

特に2011年に開催した全ての講義やセミナーでは毎回言ったような気がする。
それほど大事。


知識が学ぶ心を奪ってしまう


多くに人は情報収集に必死だ。
実は「収集」というより「狩り」という表現の方がピッタリだ。
情報狩りに必死で、情報があれば「上手くいく」と信じ込んでいる。

ハッキリ言えば一部の猛者たちに洗脳されている。

情報こそが最大の価値であり、情報こそが全てだ!
・・・と、過去の成功に浸り、
未来でなく「たまたま上手くいった過去の成功」を声高らかにPRしまくり、
使えもしないノウハウや手法を売っている人に。


レポートでも書いたが「情報」には価値なんてない。
情報は歪曲されているし、
ネットに転がる2次情報の中で「あっと驚くほどの価値」を探す方が難しい。
情報化社会と呼ばれた時点で既に情報には価値が無くなったわけだ。

ちなみに・・情報は「どう読むか?」が一番重要で、
「どんな事が書かれているか?」は大した問題ではない。

書籍レビューなどで恥ずかしげもなく
「知っている事しか書いてなかった、、、」
と書いている人を見かけるが、非常に残念な思考の人だ。
知っている知っていないではない。
「どう読み取るか?どこまで読みとろうとするか?」が重要なのに。




情報の次のステージである「知識」


情報を昇華して知識化することは避けて通れない。
情報を自分なりに「咀嚼」し、己の体に落とし込むこと。
それが「知識」になり、はじめて「分かる」という体験が出来る。

「体に染み込ませる」という表現があるが、
これはある種「情報を元に愚直に行動を起こしたものだけが得られるもの」だと思う。
だから書籍でも何でも「字ずら」だけを「文字だけを」読んでいる人には、
本質は伝わらないし、情報を貪っても「文字情報」が蓄積されるだけ。
全くもって「実にならない」という事だ。
行間を読む、本質を読む事をしなければ、読書も単なる時間の浪費。


じゃあ、「知識だけで全ては解決するか?」といえばそうでもない。

知識が豊富であればあるほど「学ぶ」という事を奪うからだ。
学ぼうとする意識を奪う可能性を秘めている。
それが「知識」だ。
扱いの面倒なモノ。それが「知識」だ。


学者やあるジャンルの専門家を見れば明らかだろう。
「狭い範囲」で豊富な知識をもってしまうと、
見えない枠、つまりフレームワーク内でしか物事を見れなくなってしまう。

  • 「それは失敗する」
  • 「それは過去の経験から見ても最適ではない」

  • という具合に「知識」が未来を邪魔してしまうというワケだ。

    ドイツ初代宰相のビスマルクが残した格言。
    愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという言葉がある。

    愚者は過去の経験と照らし合わせ、
    その狭い経験から「判断」を行う。
    経験に学ぶと言うセリフは、聞こえは非常に良いが
    自分の経験でしか物事の判断が出来ない人であり、
    その逆に理屈でしか物事が判断出来ない人の事である。

    「過去はこうだったから、このアイデアも・・・」

    という具合に自分の狭い範囲での知識や経験に合わせて、
    そのフレーム内で「判断」をする。

    だからいつまで経っても現状は変わらない。

    実は「その知識」が自分の成長を食い止めているのだ。
    専門家が年を取ると一番何に悩むだろうか?
    答えは簡単で「斬新なアイデア」だ。
    専門領域にいると「固定観念」が芽生え、
    狭い範囲で全てを決めつける。

    「本当は知らないのに、
    知らない事を知らないから、(認識していない)
    俺は全てを知っている」
    と勘違いするワケだ。

    知識の傲慢。


    とゆーことで、、、



    知識を捨てる事が実は近道だったりするワケだ。


    自分の信じていたものやことを捨てる。
    非常に難しいけど、これが出来たときにブレークスルーは起こる。
    確実に。


    知識の次のステージである「知恵」
    これについてもまたどっかで書きたい。
    かなり大切なことだと思っているので。




    商売も消費者に今あるものを捨ててもらわなないと成り立たない。


    経済も商売もビジネスも全ては「捨てること」で成り立っている。
    バッグを売っているECサイトも
    「今のバッグを捨てて、このバッグを買ってもらうこと」で成り立っている。
    自動車を販売するディーラーも
    「今の自動車を捨てて、この自動車に替えさせること」で売上が発生している。

    「捨てさせる→買わせる→捨てさせる→買わせる」
    ・・・の繰り返し、これが「商売」だ。

    商売は価値と価値の交換である!
    という心地よいフレーズも正解だろうが、原理原則を突き止めると
    「いかに捨てさせて、いかに買ってもらうか」というのが商売だと気づく。

    「捨てさせるためにはどうすればいいか?」

    これを発想のスタート地点にすればどうなるだろう。
    答えは簡単だ。
    10個の方法があるが、その一つが「付加価値化」。

    ・今あるもの(捨てて欲しいもの)より「付加価値」を付けること

    だから「価値」を売らなければ、モノは継続的に売れない。
    初回取引で終わり。一発屋。
    付加価値の重要性は、
    「経済は捨てさせて、また買わせること」が商売の本質だから。

    捨てさせると聞いて嫌な思いになる人もいるかもしれない。
    誤りだ。勘違いだ。

    「捨てさせる」という行為は消費者にとってもプラスだ。

    なぜなら今より上のステージ、
    今より快適なモノ、サービスを提供できる事になるからだ。

    BtoCのテーマは「納得して捨ててもらい、自社から買ってもらうこと」


    基本的にビジネスはスイッチングの繰り返し。
    Aから自社に乗り換えてもらう事。
    だからそのキッカケやその後の仕組みを作る事がポイント。
    買わせるのは商売でない。
    買ってもらい、またそれらを捨てて、新しいものを買ってもらうこと。
    これが経済が回る理由だ。




    人生とはよくできているもので、
    こうした情報狩りに忙しい人も、ハウツー情報狩りに忙しい人も、
    いつかのタイミングで「情報や知識だけでは上手くいかない」という現実に気づく。
    ・・・・・・・必ず。
    それが早いか遅いか・・だけの違い。





    学生時代は「知識と情報」が多いものが勝つ世界だった。

    でも社会は違う。

    賢さ、強さなどでは無く「知恵比べ」の世界。


    だから高学歴だろうがすごい資格を持っていようが、
    それらはアイコンにすぎず、
    それらが売上や明るい未来を保証はしてくれないのです。


    そして今後はさらに「知恵比べ」が激化していきます。

    そのためには「情報と知恵」だけを持ったところで、勝てないワケです


     - ビジネス系

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