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1Day講座 情報咀嚼の作法

      2014/11/12

4月に急遽1Day講座なるものを開催。
80名を超える方が参加してくれた。
その中で最後に僕が話した内容は「情報の咀嚼」というテーマ。
911テロは陰謀か?などのコトからSEOの陰謀論?など「情報の読み方」をテーマに、過去に何度か話した「専門家の功罪」についてお話した。
そのまとめ的なエントリー。


講義名:1Day講座
日時:4月25日 10:00~17:45
受講料:98,000円
場所:秋葉原UDX



ネットが発達して誰でも「情報」は簡単に無料で入手出来る時代になったが、実は「価値ある情報」とは「情報をどう咀嚼するか?」にかかっている。

その情報をいかに料理するか?定義するか?

つまり「上手に咀嚼」出来れば、その情報を活かす事はできるが、それが出来なければ常に「情報の奴隷」となり、情報に振り回されるコトになる。
そうなると「論理的」というキーワードは外せないワケで、演繹や帰納法などの事例を交え、「情報の咀嚼」について話しを展開。


目的はこれ。最初のスライド。



賢く生きる、選択する中で厄介なのが「専門家」という生き物の存在。
専門家の功罪。
それは「専門性で解決しようとするコト」

Aが原因であってもBの専門家はBで解決しようとする。

だから原因が未来も生き続けるので、どこかで同じ問題が発生する。





じゃあ、どうすればいいか?



●●の専門家を目指すのではなく、「スペシャリスト」を目指すべき。
というのが僕の持論で、これからニーズがあるのは「専門家」ではなく「スペシャリスト」でしょ・・・ってコト。

専門家とスペシャリストの大きな違い。
それはマクロとミクロ。
移動の距離と移動の方向性。

文字にするとややこしいけど、かなり重要かもしれない。

重宝されるのは「ミクロな視点」でなく「マクロな視点」
いわゆる「抽象的」ということ。
僕がセミナーや講演で一番気をつけるのがこれ。

意図的に「抽象的」な話や、内容を豊富に織り込むというコト。



分かりやすいセミナーや講演は価値がない。(ビジネス系の場合)


という事をよく発言するが、それは下記の理由から。

「分かりやすさ」は「忘れやすさ」を内包するから。
「分かりやすさ」は「考えること」を放棄させるから。


「いい話聞いたよねー」と思うが、
その内容を活かせられるか?今後何かあった時思い出せるか?と問われればNOの確率の方が極めて高いと思う。





よく考えれば分かることだが、多様性多様化が今後はどんどん進むわけで、その中で「ミクロな視点」でアッサリ解決できる事なんて、ごく僅か。

「多様化」とはいくつも事項事象が絡みあって出来ているのだから、ミクロでなく大きな視点、つまり「マクロ」の視点が今後はとっても役立つし、マクロの視点で物事を俯瞰する事が出来ないければ本質を見誤りがちになる。

具体的な知に比べ、
抽象的な知は多くの事を説明できる。

だから「抽象的な知」は知の王様だと思う。



セミナーでも何でも「具体的な知」を欲する人は一定数いるけど、
彼らは欲する割に「事実から集めたデータなど」から思考を働かす事ができない。



共依存状態になっていき、
最終的に「考えること」を放棄してしまい、事例ばかりを欲する人種に変容していく。
そんな人は自分の周りにも多数いるし。


今回の僕の話しは以外にもウケが良かった。
参加者が「考えること」が大好きな人だからだろう。
頭に汗をかくのが好きな人だからだろう。


プロスペクト理論とか確証バイアス、演繹、帰納、三段論法・・・とかどっかで聞いいたであろう話や事例も交えながらだったので楽しかった。

前スライドを掲載しようと思ったけど、いつもに増してスライド数が多く断念。
参加者は動画を公開しているので、ぜひ暇な時にでも観て下さい。
同じようなテーマで次回も開催予定です。
たぶん。

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