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専門家の需要はなくなる一方だと思う件。

      2014/11/12

どこかの大先生が声を大きくして言うだろう。

「●●の専門家と名乗りなさい。
そうすればアナタは●●の専門家として差別化できる」


と。

僕が思うにコレってバブルまでの話しだと思うのですね。

専門家というモノに憧れ、目指している人にはややこしい話しかもしれませんが、
これからの時代に「専門家」なんて需要は先細ると思うワケです。
色々な講義でもここ数年言い続けているコトですが。

専門家が専門家として生きれるには以下の要件を満たす事が必要です。



①需要が十分にあること。
②解決策や解決方法、代替案が明確に用意できること
③外部環境の変化スピードが遅いこと

というワケでして、そう考えますと
今の時代って上記要件を満たすのはかなり難しい。特に③は破滅していますし。

専門家には誰でも頑張ればなれる


専門家には誰でもなれるというのが僕の持論です。

狭い範囲で狭い視野でその分野の書籍や文献をなぞれば

「専門家」にはなれると思うのです。

ある程度の。



311の問題でも露出してしまったように「専門家」は使い物になりません。

まあ原子力の専門家においてはメディアに出てくるのは御用学者的な人ばかりですが。

基本的に専門家とは「危機を煽る」コトが重要です。

だってそうですよね。

「大丈夫だよ。そのままで・・・」

なんて言ったら、お客にならないし料金も取れません。

だから煽ることは生命線でもあるワケです

「このままじゃ危険ですよ!今のうちに・・」と囁くワケです。

もしアナタがこれから起業して、

なんとかの専門家、コンサルタントを名乗るなら結構重要な話しかもしれません。

専門家の一番の罪は「自分の専門性ですべて解決しようとするコト」です。

狭い自分の専門領域で解決できると信じているし、

その専門性で解決しようとするというコトです。

例えばECサイトで売上が伸びなくて悩んでいるとしましょう。

・SEOの専門家はSEOで解決しようとします。
⇒そしてソレで全てが解決できると信じています。

・コピーライティングの専門家はコピーで解決しようとします。
⇒そしてソレで全てが解決できると信じています。

・デザイナーはデザインで解決しようとします。
⇒そしてソレで全てが解決できると信じています。

つまり多くの場合、

専門家であればあるほいど視野狭窄のような事態に陥っていますから、

「根本的な問題」を見誤る確率が非常に高いわけです。

バイアスがかかってしまうのですね。

じゃあこれを解決するにはどうすればいいか?

それは「スペシャリスト」になるしか無いと思うのですね。

これからの時代はスペシャリストしか生き残れないので。

税理士等のサムライ業を見ていますと、強くそう思います。

税務処理や税務的なことしか出来ない税理士事務所は苦戦しています。

ほんの10年前であれば「税務知識だけ」で成り立っていました。

しかし今は多様化が進んでおり、

税務的な事は当たり前で、ユーザーはその他の価値までも望んでいるワケです。

保険活用した節税、相続問題、M&A、人脈紹介・・・など。

ハンコを押して顧料を貰えるなんて、鳥取の税理士位かもしれませんね(笑)

とにかくサムライ業は大変です。

専門性で食えなくなったワケですから。

専門性だけに「お金」を払う人が年々少なくなっていますから。

同じように弁護士も。

ディスカウントな時代に突入していますし。

このようなサイトも実際にあるワケです。

ニュースにあったように「国選」に列をなすくらいですから。

縦横無尽かつ横断的なるもの

じゃあどうすればいいのさ?

これも答えは簡単で「縦横無尽かつ横断できるかどうか?」に尽きます。

専門家は縦(上下)の動きしか出来ません。
だからこそ専門家なワケです。

深いところまで掘り下げるのが基本です。
自分のもつ専門性領域で。

スペシャリストは違います。

横にも移動できます。横断できるというコトです。

先程の例であれば

「SEO領域」「コピーライティング領域」「デザイン領域」

という各軸を横断しながら全体的を俯瞰し、真の解決法を探ります。

そして視座を高く持ち「マクロの視点」で全体を見つめます

つまり専門家は基本的に「ミクロレベルの上下移動」であり、

スペシャリストは・・・
「ミクロレベルの上下&左右移動」と
「マクロレベルとミクロレベルの上下移動」が可能なのです。

この動きを考えるだけでも、

専門家というのは案外使えなかったり、間違うケースが多いコトが腑に落ちます。

専門家のジレンマもありますしね。
こーゆーことです。

同じ事を40年続けても知識は80%から85%になる程度。
未知ならいきなり75%くらいになれる。


こう考えるとある一定のジャンルや領域ばかりに
「どっぷり浸かっている人」というのは、大した意味もないのかも・・・と思うワケです。

やや暴論ですがね。

何はともあれ。

どんどん人も多様化し、市場もビジネスもコモディティ化し

同質化が加速していく時代に「専門家」が生き残れる市場や場面ってには少なくならざるを得ない・・・・と思います。

知らないけど。

 - 思考/発想系

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