知識の限界ッ!
2014/11/12
ビジネス思考
2012.07.26 in Kanda
この講義のスライドでも説明したし、
色々な場面でここ年々も思っているのは・・・
「知識マニア多すぎ」
知識で全てを解決できると思いがち。
でも残念だけど、それだけで解決できる事は限られている。
いや、ありますよ。解決出来るモノは。
「答え」が決まっている問題は「知識があるモノ」が勝つでしょう。
■+5=10
■には何が入りますか~?的な問題は「知識」と「記憶力」がモノを言います。
間違いありません。
答えあるモノは「知識」である程度カバーできると思うのですね。
学生時代は上記のような問題が解ければ問題なかった。
成績の優劣は上記の「穴埋め」が出来るか出来ないかだったわけです。
やや暴論だけど。
でも「社会」という枠では通用しない。
だから「新社会人」は即戦力にはならないのです。
「考える癖」が無いからです。
■+▲=12
こんなカンジですから。
いや。。
■+▲=● ってカンジですかね。
特にビジネスなんて、まさにそう。
そもそも「正解」を探そうとして、
情報刈り、知識刈りに必死になていると終わりは無いのです。
リーマンショックで金融危機は経済学の基礎まで揺るがしたワケですし、
公式さえ暗記していれ ば解ける」というやり方は使えない事を実感しました。
311の原発事故では「専門家」がいかに使えないか・・を世間に知らしめましたし。
お抱え、御用学者の酷さとか。
まあ、似たような事はどの業界にもあるワケですが。
「知識」ってのは「完璧」な様に錯覚しがちですが、
知識は知識の領域を超える事が出来ず、
知識を飛び越えた「知恵」にこそ価値があると思うわけです。
とくにネットが発達したこの時代、これからの時代。
知識って簡単に言えば「過去」なんですね。
なぜ過去かといえば
「その知り得た知識は自分以外の誰かが考え出したもの」だからです。
他の誰かがウーンウーンと唸りながら、考えたもの。
それが知識の原型。
だから知識は「借り物」に過ぎないのですね。
借り物だから、そこから「解決」には直結するケースは稀なのですね。
「参考」「着想」には役立つ事は大いにあるが、
それ自体が「問題解決」を成すコトは少ないという事です。
それに対して「思考」
考えるという行為は「自分のもの」なんですね。
最近はよくビジネス書の帯でも「○○思考」とか「イシュー」などの言葉が並んでいるものを見かけますが、当たり前だと思うわけです。
「チカラ」を付けるなら、「自分のモノ」にするには「考える」しか無いと思うから。
知識だけでもダメ。
やたら考えるだけでもダメ。
思考と知識の分離的思考っていうのは重要だと個人的に思います。
難しいけど。
以下、実際に使ったスライド。
推論
専門家に頼む事の危険性や、
なぜ専門性は危険極まりないか?などを説明した。
伝わりやすさ的な。
この問いが解けないとヤバい。
仮説だけど、すごいビジネスモデルで僕はこれを真似た。
「他で買う事ができないから。選択肢が無いから」という答えでは無い。
本質はもっと深いところ。
最近の投稿
カテゴリー
関連記事
-
保護中: 知覚コストを利用し利益を増大させる事例
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 売上が今から変わるあの方法(店舗向け)
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 価格戦争の戦い方、正しく戦う作法
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: コンサルの現場(レポート作成に役立つ統計データURL集)
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 「伝える」の本質とは
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 月額20万のコンサルを契約するあの方法
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 自己啓発と成功哲学批判。なぜ僕は否定するか、、その明確な根拠
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 記憶の錯覚
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: コンサルの現場(顧客を大切にすべき4つの理由)
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
-
保護中: 貴重:地方のマッチングの展開の旋律。全体像と具体的手順について
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
- PREV
- ビジネス思考 振り返り
- NEXT
- 日本人のメンタリティ